・「できれば100均で済ませたい…でも赤ちゃんが濡れたり、危なくないか心配」
ベビーカーのレインカバーって、使う頻度がそこまで高くないからこそ、「わざわざ専用品を買うほど?」と迷いますよね。
結論から言うと、100均のレインカバーは“条件付きでアリ”です。
ただし、
- どんな雨の日でも使えるわけではない
- 使い方を間違えると危険になることもある
というのも正直なところ。
この記事では、
- 100均レインカバーが使えるケース・使えないケース
- ダイソー・セリアなどで代用できるアイテム
- 赤ちゃんの安全を守るための注意点
- 専用カバーとの違い
を、初めての方にも分かるように、やさしく・正直にまとめました。

「買うべきか」「今は買わなくていいか」この記事を読み終える頃には、きっと判断できるようになりますよ。
100均のベビーカーレインカバーは本当に使える?【結論】
まずは、いちばん気になる結論から。
| 状況 | 100均 | 専用カバー |
|---|---|---|
| 小雨・短時間 | ◯ | ◎ |
| 普通の雨 | △ | ◎ |
| 強い雨 | ✕ | ◎ |
| 風がある日 | ✕ | ◎ |
| 通気性 | △ | ◎ |
上の表を見ると分かる通り、100均のレインカバー(または代用品)は、どんな雨でも万能に使えるわけではありません。
ポイントはとてもシンプルです。
- 小雨+短時間の移動なら
→ 100均でも「応急対応」としては十分 - 普通の雨以上・風がある日・長めのお出かけなら
→ 専用レインカバーの安心感が圧倒的
特に注目してほしいのが、「強い雨」「風がある日」「通気性」の項目です。
100均アイテムは、
- 風でめくれやすい
- すき間から雨が入りやすい
- 赤ちゃんの顔まわりが蒸れやすい
といった弱点がどうしてもあります。
「使える・使えない」ではなく「いつ使うか」が大切
この比較表は、100均=ダメ、専用=正解と言いたいわけではありません。
大切なのは、
- 今日の雨はどれくらい?
- 外に出る時間は何分?
- 赤ちゃんの体調はどう?
この3つを考えた上で、「今日は100均でいけそうか」「今日は専用が安心か」を判断することです。
たとえば、
- 近所のスーパーまで5分・小雨
→ 100均でも対応できる可能性あり - 保育園の送迎・風あり・雨しっかり
→ 専用カバー一択
という感じです。
迷ったら「赤ちゃん基準」で選べばOK
もし判断に迷ったら、「自分が楽かどうか」より「赤ちゃんが安全かどうか」を基準にしてください。
- 濡れないか
- 苦しくならないか
- 冷えたり蒸れたりしないか
ここが少しでも不安なら、無理せず専用レインカバーを使う方が、結果的に安心です。
上記の表は、「節約するため」ではなく「失敗しないため」に使う判断材料として、ぜひ活用してくださいね☔✨
100均で買えるベビーカー雨対策アイテム一覧
ここでは、100均でよく見かけるベビーカーの雨対策に使われやすいアイテムを紹介します。※店舗や時期によって品ぞろえは変わるため、特定の商品名は断定せず、「よく見かけるタイプ」「実際に代用されている例」としてまとめています。
ダイソーでよく見かけるタイプ
ダイソーは売り場が広く、雨対策アイテムの種類も比較的豊富です。そのため、ベビーカー用として使える大きめサイズの商品が見つかりやすいのが特徴です。
店舗や時期によっては、ベビーカーへの使用を想定したレインカバーが並ぶこともあります。ただし、すべての店舗で常時販売されているわけではなく、在庫状況には差があります。
そのため実際には、「専用品があればそれを使う」「見つからない場合は代用品で応急対応する」という使い分けをしている人が多い印象です。
ダイソーでよく見かけるのは、次のようなタイプです。
- 大きめの透明レインカバー風シート
- 透明素材なので赤ちゃんの様子を外から確認しやすく、「顔が見える」「濡れていないか分かる」という点で安心感があります。
- サイズに余裕があり、ベビーカー全体を覆いやすいのも特徴です。
- 自転車・荷物用の簡易防水カバー
- 本来は自転車や荷物用ですが、大きさを活かしてベビーカーの上から被せる形で使われることがあります。
- 短時間の雨よけとして選ばれることが多いアイテムです。
- レインポンチョ・レインコート(大人用)
- 親が着るだけでなく、工夫すればベビーカーごと覆うように使われるケースもあります。
- 急な雨で「とりあえず濡らしたくない」という場面で活躍します。
これらに共通しているのは、「とにかくサイズが大きく、覆いやすい」という点です。
ただし、ベビーカー専用ではない商品も多いため、
- 風でめくれやすい
- 通気口がなく蒸れやすい
- 固定が甘くなりやすい
といった弱点もあります。
使用する際は、前面を完全に密閉しない、短時間で切り上げるなど、赤ちゃんの安全と快適さを最優先にした使い方を意識することが大切です。
セリア・キャンドゥで代用されやすいもの
セリアやキャンドゥは、そのまま使うというより「組み合わせて工夫する」前提のアイテムが中心になります。
よく代用されるのは、次のようなものです。
- 透明ビニールシート
- 必要な大きさに調整しやすく、前面や足元だけの雨よけとして使われることがあります。
- レジャーシート
- 防水性が高く、ベビーカーの上部や足元のガードとして使われるケースが多いです。
- 洗濯ばさみ・クリップ類
- シート類を固定するための必須アイテム。風対策としてセットで使われることがほとんどです。
セリア・キャンドゥの商品は、「これ1つで完結」ではなく、複数を組み合わせて使う前提になります。

その分、
・自分のベビーカーに合わせて調整できる
・必要な部分だけ雨よけできる
といった柔軟さはありますが、準備と工夫が必要な点は理解しておきましょう。
100均アイテムは「応急対応」として考えるのが安心
どの店舗の商品も共通して言えるのは、100均アイテムはあくまで応急・短時間用という点です。
- 小雨
- 数分〜10分程度の移動
- レインカバーを忘れた日の代替策
こうした場面では心強い存在になりますが、長時間のお出かけや風の強い日は、赤ちゃんの安全面を最優先に判断することが大切です。
「今日はこれで足りるかな?」と迷ったら、赤ちゃんが快適か・呼吸が確保できているかを基準に考えてみてくださいね。
100均レインカバーが向いている人・向かない人
ここは、失敗しないために一番大切なポイントです。
向いている人
- 雨の日は基本的に短距離移動だけ
- 小雨のときだけ使えればOK
- 念のための“予備”として持っておきたい
- 使用中はこまめに赤ちゃんの様子を見られる
これらに当てはまる人にとって、100均のレインカバーや雨対策アイテムは「ちょうどいい選択」になりやすいです。
雨の日でも外出はほんの数分、しかも小雨が中心で「びしょ濡れになるほどではない」ケースが多いなら、100均アイテムでも十分に役割を果たしてくれます。
また、「普段は使わないけど、急な雨に備えて何か持っておきたい」という予備・お守り的な使い方にも相性がいいです。
特に大切なのは、使用中に赤ちゃんの表情や呼吸、蒸れ具合をこまめに確認できるかどうか。この意識がある人ほど、100均アイテムを“無理なく・安全に”使いこなせます。
つまり、100均の雨対策は「完璧を求めない人」「状況を見て判断できる人」に向いた選択。短時間・軽い雨・見守り前提で使うなら、十分“アリ”と言えるでしょう。
向いていない人
- 雨の日も日常的にベビーカーを使う
- 風の強い地域に住んでいる
- 長時間のお出かけが多い
- 安心感を重視したい
これらに当てはまる人は、100均のレインカバーや代用品だけで済ませるのは、正直あまりおすすめできません。
雨の日でも日常的にベビーカーを使う場合、毎回「今日は使えるかな?」「風は大丈夫かな?」と判断するのは、思っている以上にストレスになります。
また、風が強い地域では、軽い素材の100均アイテムはめくれやすく、雨を防げないだけでなく赤ちゃんの顔まわりが不安定になることもあります。
長時間のお出かけが多い人も注意が必要です。専用品と違い、通気や固定を前提に作られていないものが多いため、蒸れ・冷え・視界の確保といった面で不安が残ります。
そして何より、「ちゃんと守れているかな?」と気になり続ける状態は、親にとっても赤ちゃんにとっても負担になりがちです。
安心感を重視したい人、毎回の外出で迷いたくない人ほど、最初からベビーカー専用のレインカバーを選んだほうが、結果的にラクで安全。
100均アイテムは便利ですが、「代用できる」=「常用に向いている」ではありません。自分の生活スタイルに合うかどうかを基準に、無理のない選択をしてくださいね。
100均レインカバー使用時の注意点【赤ちゃんの安全最優先】
100均を使うなら、ここは必ず押さえてください。
呼吸・蒸れに注意
ビニール素材は通気性が低く、中に空気や熱がこもりやすくなります。
- 顔まわりは完全に覆わない
- 隙間を作る
- 赤ちゃんの顔色や汗をこまめに確認
「濡れない」より「息ができる」が最優先です。
視界をふさがない
前が見えないと、赤ちゃんが不安になったり、親も様子を確認しづらくなります。
透明部分をうまく使い、必ず中の様子が見える状態にしましょう。
足元の冷え
雨で足元が濡れると、赤ちゃんは想像以上に体が冷えます。
- タオルを一枚足元にプラス
- 濡れたら早めに交換
これだけでも安心感が変わります。
風のある日は使わない
風がある日は、
- めくれる
- あおられる
- 突然外れる
といったリスクが高くなります。この場合は、無理せず別の方法を選びましょう。
100均+ひと工夫で安全性を上げる使い方
「使うなら、できるだけ安全に」そのための小さな工夫です。
- クリップで固定:風でめくれにくくなる
- タオル併用:冷え対策&隙間埋め
- 完全密閉しない:必ず空気の通り道を作る
- 使用時間の目安は10分以内:長時間は避ける
これらの工夫は、100均アイテムを「安全に使うための最低ライン」です。どれか一つでも欠けると、雨よけのつもりが逆に不安材料になることもあります。
大切なのは、「とりあえず被せればOK」ではなく、赤ちゃんの状態を最優先に考えること。少しでも蒸れていそう、息苦しそうと感じたら、すぐに外せる余裕を持って使いましょう。
あくまで100均の雨対策は“応急・短時間用”。この前提を忘れず、「今日はこれで大丈夫そうか?」と一度立ち止まって判断することが、いちばんの安全対策になります。
正直どう?100均 vs 専用レインカバー比較
| 比較ポイント | 100均 | 専用カバー |
|---|---|---|
| 価格 | ◎ | △ |
| 防水性 | △ | ◎ |
| 通気性 | △ | ◎ |
| 安心感 | △ | ◎ |
| ストレス | △ | ◎ |
| 失敗しにくさ | △ | ◎ |
この表を見ると分かる通り、100均と専用レインカバーの一番の違いは「価格」ではなく「安心感」です。
100均はとにかく安く、「今だけ」「とりあえず」という場面では助けになります。ただ、その分、
毎回使うたびに「ちゃんと覆えているかな?」「風でめくれないかな?」と気を配る必要があります。
一方、専用レインカバーは価格こそ高めですが、防水・通気・固定を前提に作られているため、考えること・気にすることが圧倒的に少なくなります。
結果として、
- 外出中のストレスが減る
- 失敗しにくい
- 赤ちゃんの様子に集中できる
というメリットにつながります。

つまり、100均は「応急対応・短時間向け」、専用カバーは「日常使い・安心重視向け」。どちらが正解かではなく、自分の使い方に合っているかどうかで選ぶのがいちばん後悔しにくい判断です。
迷ったらここで解決|ベビーカー×100均レインカバー安心Q&A10選
Q1. 100均のレインカバーは赤ちゃんにとって危険ですか?
A. 使い方を間違えなければ即危険ではありませんが、常用には向きません。
100均の雨対策アイテムは、ベビーカー専用として設計されていないものが多く、通気性や固定力に限界があります。短時間・小雨・見守り前提で使う分には問題が起きにくいですが、長時間の使用や風のある日はリスクが高まります。「使える=安全」と思い込まず、状況を選ぶことが大切です。
Q2. どれくらいの時間なら100均アイテムを使っても大丈夫?
A. 目安は10分前後、長くても短時間にとどめるのが安心です。
通気口のない代用品は、思っている以上に蒸れやすくなります。赤ちゃんの体温調節は未熟なため、短時間でも様子をこまめに確認し、少しでも違和感があればすぐ外せる距離・時間に限定しましょう。
Q3. 夏の雨の日でも100均レインカバーは使えますか?
A. 夏場の使用は特に注意が必要で、基本的にはおすすめしません。
気温が高い時期は、カバー内に熱がこもりやすく、熱中症のリスクが高まります。どうしても使う場合は、完全密閉を避け、短時間・日陰中心での使用に限定してください。少しでも暑そうなら、無理に使わない判断が重要です。
Q4. 透明ビニールは視界的に問題ありませんか?
A. 視界は確保しやすい反面、曇りやすさには注意が必要です。
透明素材は赤ちゃんの様子が見えるというメリットがありますが、湿気で曇ることがあります。曇り=通気不足のサインでもあるため、こまめに空気を入れ替える、前面を少し開けるなどの工夫をしましょう。
Q5. 風がある日でも100均の雨対策は使えますか?
A. 基本的には避けたほうが安全です。
軽量な素材は風でめくれやすく、突然顔に被さる・固定が外れるなどの危険があります。風がある日は、ベビーカー使用自体を見直すか、抱っこ紐+親のレインウェアに切り替えるほうが安心です。
Q6. ダイソーのベビーカー用レインカバーなら安心ですか?
A. 専用品であっても、100均価格帯なりの特徴は理解しておく必要があります。
店舗や時期によってはベビーカー用として販売されている商品もありますが、高価な専用カバーと同等の性能とは限りません。使用前にサイズ感・通気・固定方法を必ず確認し、無理のない範囲で使いましょう。
Q7. ゴミ袋やレジャーシートで代用しても大丈夫?
A. 緊急時の一時対応としては使われることがありますが、慎重な使い方が必要です。
防水性は高いものの、通気性がほとんどありません。必ず空気の通り道を作り、赤ちゃんの顔まわりを覆わないようにしてください。あくまで「どうしても今だけ」の対応と考えましょう。
Q8. 100均レインカバーで顔まで覆っても問題ない?
A. 顔まわりの完全密閉は避けてください。
呼吸のしづらさや蒸れにつながる可能性があります。必ず隙間を作り、赤ちゃんの呼吸音や表情が確認できる状態を保つことが重要です。
Q9. 結局、100均と専用レインカバーはどちらを選ぶべき?
A. 使用頻度と安心感をどこまで求めるかで決めるのが正解です。
たまの小雨・短距離なら100均、日常的に使う・迷いたくないなら専用カバー。この基準で考えると後悔しにくくなります。価格だけでなく、使う場面をイメージして選びましょう。
Q10. 迷ったときの一番大事な判断基準は?
A. 「今の状況で赤ちゃんは快適か・安全か」を基準にすることです。
雨の強さ、風、気温、移動時間。これらを総合して、「今日は無理しないほうがいい」と感じたら、その感覚を信じてください。便利さよりも赤ちゃん優先。この視点があれば、選択を間違えにくくなります。
まとめ|100均は「条件付き」で上手に使おう
- 100均レインカバーは応急・短時間ならアリ
- 日常使い・悪天候なら専用カバーが安心
- 何より大切なのは赤ちゃんの安全と快適さ
「今日はどうしよう?」と迷ったら、無理をしない選択がいちばんの正解です。
安さだけに引っ張られず、あなたと赤ちゃんに合った方法を選んでくださいね。


