フライング・ダイナソーは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）でも屈指の人気を誇る絶叫アトラクションです。その特徴は、乗客がうつ伏せ体勢のまま空を飛ぶような感覚を体験できるスリリングなジェットコースター。
まるで翼を持つ恐竜・プテラノドンに背中をつかまれて空を駆け巡るような浮遊感が醍醐味です。その圧倒的なスピード感や迫力ある動きが、多くの人々を魅了しています。しかし、そのスリル満点のアトラクションだけに、
・「過去に死亡事故があったのでは？」
という不安を抱く声も聞かれます。こうした噂を耳にして、「本当に安全なの？」と心配になるのも無理はありません。
そこで今回は、フライング・ダイナソーの噂される死亡事故の真相や、アトラクションの安全性について詳しく解説します。
フライングダイナソーで死亡しているって本当？
結論からお伝えすると、フライング・ダイナソーでの死亡事故は
・一度も発生していません
が答え。ですが、一部で「死亡事故があった」という噂が広まってしまった背景には、いくつかの誤解や情報の行き違いがあるようです。次の章では、その噂がどのようにして生まれたのか、詳しく掘り下げていきますね。
死亡事故の噂がでた理由は？
その噂がどうして広まったのかは、
- スリル満点のアトラクションだからこその誤解
- 他の遊園地での事故と混同されている可能性
- インターネット上での情報の拡散
- 緊急停止があった
などの理由からが有力です。
1：スリル満点のアトラクションだからこその誤解
フライングダイナソーは、空中を高速で駆け抜けるスリルが売り。特にうつ伏せ体勢で乗るという独特のスタイルは「これ、もし何かあったら…」と感じてしまう人もいるかもしれません。こうしたスリル満点の特性が、「危険なんじゃないか」という誤解を生む原因になっているのかもしれませんね。
確かにあのスリルは半端じゃないですからね(^^;
2：他の遊園地での事故と混同されている可能性
過去に、他の遊園地でのアトラクション事故がニュースになったことがあります。そのイメージがフライングダイナソーにも重ねられてしまい、「死亡事故があったのでは？」という噂に繋がってしまったのかもしれません。
3：インターネット上での情報の拡散
インターネットやSNSでは、真偽がはっきりしない情報が拡散されることがあります。「フライングダイナソー 怖い」といった検索ワードが多いことから、「怖い＝危ない」という印象を持った人が、根拠のない話を広めてしまった可能性も考えられます。
4：緊急停止があった
フライングダイナソーでは、過去にいくつか緊急停止の事例が報告されています。ニュースにもなり、かなり話題になりました。
14日午前10時55分ごろ、大阪市此花区の「ユニバーサルスタジオジャパン」（USJ）で、ジェットコースター「ザ・フライング・ダイナソー」が走行中に緊急停止した。
引用元：朝日新聞デジタル
そこから誰かが落ちてしまったのではなどと噂が広まった可能性もあります。
ただ、アトラクションには最新鋭の安全センサーが搭載されており、異常が検知されると即座に運転を停止する仕組み。乗客を守るための安全対策です。
でも、緊急停止って聞くと本当に怖いですよね。そこで、どんな理由で緊急停止が起こったのかを紹介しておきます。
◆実際にあったニュース事例
- 2017年8月のケース
子どもが立ち入り禁止区域に誤って侵入したため、クルーが緊急停止ボタンを押した事案がありました。この対応は、すぐに安全を確保するための迅速な判断によるものです。 - 携帯電話の落下による停止
搭乗者が持ち込んだ携帯電話が落下し、安全確認のため緊急停止したこともあります。これを防ぐために、荷物は必ずロッカーに預けるようにとのルールがあります。ルールを守ることで、こういったトラブルを未然に防ぐことができますね！
＜緊急停止は「安全」のサイン！＞
フライングダイナソーの緊急停止は、システムがしっかりと作動している証拠と言えますね。また、緊急停止が発生した場合でも、クルーが迅速かつ適切に対応してくれるので心配はいりません。
日々のメンテナンスや安全点検が徹底されているユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクションだからこそ、安心して楽しむことができます。もし緊急停止が起きても、「安全第一で動いているんだ」と考えれば、安心感も増しますよね！
「フライングダイナソー」は乗客の安全対策はバッチリ！
では、その安全対策。運営側がどのような取り組みをおこなっているか。それは、
- 最新鋭の安全装置を導入
- 毎日の点検とメンテナンス
- 乗客への安全ガイドライン
- クルーの迅速な対応
などを徹底的にして乗客の安全を守っています。
1：最新鋭の安全装置を導入
フライングダイナソーには、世界でもトップクラスの安全装置が備わっています。特に、以下のシステムが安全を支えています：
- 二重ロック式の安全バー
座席には、乗客の体をしっかり固定するための二重ロック式安全バーが装備されています。このバーは、万が一片方が故障しても、もう片方が機能するよう設計されています。出発前にはクルーが1つ1つ手作業でチェックを行い、異常がないことを確認しています。 - 緊急停止システム
アトラクションには高感度のセンサーが取り付けられており、異常を検知すると自動的に運転を停止します。これにより、乗客やクルーが迅速に対応できる仕組みになっています。
2：毎日の点検とメンテナンス
フライングダイナソーの設備は、毎朝の営業開始前にクルーや専門スタッフによる徹底した点検が行われています。以下の項目が重点的にチェックされます：
- レールや車両の状態
- 安全バーやシートベルトの動作確認
- センサーやブレーキシステムの機能テスト
さらに、定期的な大規模メンテナンスも行われており、メーカーの専門家も関与してチェックが実施されます。これらの取り組みがあるからこそ、フライングダイナソーは常に高い安全性を保っています。
3：乗客への安全ガイドライン
安全は、運営側の対策だけではなく、乗客自身の協力も必要です。フライングダイナソーでは、以下のガイドラインが明確に設定されています：
- 荷物のロッカー保管
搭乗中の落下物を防ぐため、すべての荷物は事前にロッカーに預ける必要があります。これにより、乗客だけでなく下を歩いている他のゲストも安心です。 - 服装や靴の注意
サンダルや脱げやすい靴の場合、専用の固定バンドを使用することが推奨されています。また、アクセサリーなども外すよう案内されています。 - 身長制限と健康状態の確認
一定の身長制限や健康状態のチェックが行われており、安全に楽しめる状態の方のみが搭乗できるようにしています。
4：クルーの迅速な対応
フライングダイナソーのクルーは、トレーニングを受けたプロフェッショナルです。乗車前には全席を丁寧に確認し、異常がないことを確認。もし搭乗中に不安を感じた場合でも、クルーが迅速に対応してくれます。特にお子さんや高齢の方に配慮したサポートもバッチリです！
安全対策が徹底しているからこそ安心して楽しめる！これがフライングダイナソーですね。
そのあたりも含め実際フライングダイナソーを体験した人の感想を見てみましょう。
フライングダイナソー乗客の体験談
フライングダイナソーは、そのスリル満点の体験が多くの人々に強い印象を残しています。ここでは、実際に乗った方々の体験談をもとに、魅力や不安に感じた点、さらに運行停止に遭遇した方の話をご紹介します！
「空を飛んでいる感覚がたまらない！」
地上がどんどん遠ざかる瞬間は本当に感動的！日常では味わえない解放感でした。また、360度の空中旋回で、スリルと爽快感が一気に押し寄せてきました！
「最初は怖かったけど、もう一回乗りたい！」
最初は高さやスピードに圧倒されそうでしたが、乗ってみたら想像以上に楽しかった！
怖さよりも楽しさが勝った感じ。絶叫系が苦手な私でも大丈夫でした！
「運行停止を経験しました…でも意外と安心！」
一度、高い位置で停止してしまったことがありました。最初はパニックになりそうでしたが、クルーの落ち着いたアナウンスで安心できました。」運転再開まで10分ほど掛かりましたが、ちゃんと理由を説明してくれて信頼感がありました。
「子どもと一緒に楽しみました！」
小学6年生の息子と初めて乗りました。最初は怖がっていましたが、終わった後は『もう一回乗りたい！』と大喜びしていました！子どもの手を握りながら乗りましたが、終わった後は2人とも笑顔になれて良い思い出になりました。
乗った人全員が、恐怖とスリルだけでなく、感動や楽しさを味わえるフライングダイナソー。特に、緊急停止時の対応や親子での体験談から、アトラクションの安全性や思い出作りの素晴らしさが伝わります。
皆さんもぜひ、このスリルと興奮を味わいに行ってみてはいかがでしょうか^^ あと、ちょっと気になる2点があります。
フライングダイナソーで「気絶した人」や「吐いた人」はいるの？
死亡した事例はないとして、スリルと浮遊感は圧巻なフライングダイナソー。だから、そのあまりの迫力に「乗って気絶した人や吐いてしまった人はいるの？」と気になるのは当然。で、過去の体験談やネット上の口コミを確認。すると真相がわかりました。
フライングダイナソーで気絶した人はいた！
実際にフライング・ダイナソーに乗って気絶してしまったという事例はありました。やはり、浮遊感やスリルが非常に強いことで、その刺激に体が耐えきれずに一時的に意識を失うケースが稀に報告されています。SNS上などでもそれが分かります。
USJ行ってきた母「フライングダイナソー途中気絶した」 pic.twitter.com/fSPvQHaYie
— おここ* (@gomaura13) February 8, 2024
どうやら、急激な加速や宙返りの際にかかる強いG（重力加速度）が原因で、脳への血流が一時的に減少し、気絶に至る場合があるようです。
失神（気絶、脳貧血）は突然起こる、短い時間の意識の消失を指します。短時間とはいえ、脳全体の機能が大きく障害されて起こります。原因として、色々な理由で心臓から脳に届く血流が減ることが考えられます。
引用元：国立研究開発法人国立循環器病研究センター
こうした事態は、特に体調が万全でない場合や、緊張状態が続いている人に起こりやすいと言われていますよ。
フライングダイナソーで吐いた人はいた！
フライング・ダイナソーに乗って、実際に吐いてしまったというケースもあるようです。
久しぶりのユニバ
— 太老 (@turudeko) June 25, 2022
やっぱりフライングダイナソーで酔って吐いた。 pic.twitter.com/wW2R441g6J
このアトラクションは、急な回転や浮遊感、さらにはスピード感が特徴的で、酔いやすい人にとっては体がついていけないことも。特に、直前に食事を摂ったり、体調が万全でなかったりすると、乗車中に気分が悪くなる可能性が高まります。
また、うつ伏せの体勢で乗るという特異な姿勢が消化器官に影響を与え、酔いを誘発する場合もあります。
こういった背景から、乗車前の食事タイミングや体調管理が非常に重要って言えますね。
まとめ
フライング・ダイナソーは、その独特なうつ伏せ体勢やスリリングな動きで、多くの人に驚きと感動を与える大人気アトラクションです。一方で、「死亡事故の噂」や「気絶・吐き気」といった不安要素もネット上で囁かれています。ですが、結論として、フライング・ダイナソーは非常に安全なアトラクションであり、安心して楽しむことができます。
ただし、体調や準備次第で体への負担を軽減する工夫が必要な場合もあるのは確か。ですから、今回紹介した「安全対策」や「対策ポイント」を参考に、しっかり準備してスリル満点の空の冒険を満喫してくださいね^^
