・「羊のいらない枕って、本当に自宅で丸洗いできるの？」
そんな疑問を持つのは、とても自然なことです。毎日顔をうずめて使う枕だからこそ、「清潔に保ちたいけど、洗い方を間違えてダメにしたくない…」と不安になりますよね。
実は、羊のいらない枕は正しい手順さえ守れば、本体まで自宅で洗うことができます。ただし、やり方を知らないまま洗ってしまうと、型崩れや劣化の原因になることも。
この記事では、枕を長く快適に使うための安全な洗い方・やってはいけないNG行動・失敗しない乾燥のコツまで、初心者の方にも分かるようにやさしく解説していきます。
「高い枕をムダにしたくない」「できるだけ長く気持ちよく使いたい」そんな方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
羊のいらない枕は本当に洗えるのか？
結論から言うと、「羊のいらない枕」は洗えます。しかも“カバーだけ”ではなく、枕本体も自宅でお手入れが可能です。
ただし、ここで勘違いしやすいポイントがあります。
「洗える枕」と「何でも洗っていい枕」は違う
よくある勘違いがこちらです。
- × 洗濯機にそのままポンと入れてOK
- × 普通の洗濯物と一緒に洗える
- × 何も気にしなくていい
…という感覚で扱ってしまうこと。
羊のいらない枕は洗える設計にはなっているものの、「やさしい手洗い専用」というのが正しい理解です。
カバー洗いだけでもOK？本体はどうする？
よくある疑問を整理すると、次のようになります。
- ✅ カバー → 洗濯機でOK
- ✅ 枕本体 → 手洗いならOK
- ❌ 洗濯機で本体をガラガラ洗う → NG
つまり、「洗えるけど、丁寧に扱う必要がある枕」という位置づけです。
なぜ洗濯機NGなの？
理由はとてもシンプルです。
洗濯機の強い水流と脱水の回転が、枕の形を崩したり、内部構造にダメージを与えてしまうからです。
一方で、手洗いでやさしく洗えば、
- 汗汚れ
- 皮脂
- においの元
これらは十分に落とすことができます。
ここを覚えておけば安心👇
✅ 本体も洗える
✅ ただし「洗濯機ではなく手洗い」
✅ カバーは普通に洗濯機OK
この3つを知っているだけで、間違った洗い方で枕をダメにしてしまうリスクはほぼなくなります。
このあと、具体的な洗い方をステップ形式でわかりやすく解説していきます。
失敗しない洗う前の準備（超重要）
準備しておくもの
- 中性洗剤（ほんの少量でOK）
- ぬるま湯
- 大判タオル
- 扇風機またはサーキュレーター（※1）
ここまで準備ができたら、洗濯の半分はもう成功したようなものです。実は、枕洗いで失敗する多くの人は「洗い方」ではなく、準備不足が原因です。
洗う場所が狭かったり、水温が高すぎたり、強い洗剤を使ってしまうと、どんな高機能な枕でも負担がかかってしまいます。
逆に言えば、
- ✅ ゆったり洗えるスペース
- ✅ やさしい洗剤
- ✅ ぬるま湯
この3つが揃っていれば、枕を傷めずにきれいにする準備はすでに整っています。
✅ ポイント（準備段階でやってはいけないこと）
⛔ 長時間の漬け置き
→ 汚れを落としたい気持ちで放置しがちですが、素材に余計な負担がかかり、へたりや劣化の原因になります。
⛔ 熱湯の使用
→ 高温の水は、枕の形崩れや内部素材の変形につながるため避けましょう。
💡コツは「やさしく・短時間・ぬるま湯」。
無理に汚れを落とそうとせず、枕に負担をかけない洗い方が長持ちの秘訣です。
※1扇風機・サーキュレーターは「必須」ではなく「あると便利」な補助アイテムです。
本体を手洗いしたあとに一番失敗しやすいのが「中まで乾ききらない → 生乾き臭が出る」
というパターンなので、風を当てると乾燥が安定します。
本体の正しい洗い方
完全手順（順番にやればOK）
① カバーは事前に外しておく
→ すでに準備段階で外してある前提で、本体のみを洗っていきます。
② ぬるま湯を用意する
→ 50℃以下のぬるま湯に、中性洗剤をほんの少し溶かします。
※泡立てすぎないのがコツです。
③ やさしく押し洗い
→ 枕を水に沈めて「押す → 離す」を繰り返すイメージ。
ゴシゴシこすらず、もみ洗いやねじり洗いはNGです。
④ しっかりすすぐ
→ 流水で洗剤をきれいに流します。
泡が完全になくなるまで、時間をかけて丁寧に。
⑤ タオルで水分を吸い取る
→ 枕を絞らず、平らに置いて大判タオルで押すように水気を取ります。
⑥ 陰干しで完全乾燥
→ 直射日光は避け、風通しの良い場所で平干し。
途中で裏表を返すと、乾きムラを防げます。
✅失敗しやすいポイント
- 「強く絞る」 → グリッド構造が壊れる
- 「洗濯機に放り込む」 → 水流で型崩れや素材損傷の原因に
やってはいけないNG洗い方を表で整理すると以下のとおりです。
| やってしまいがちなNG行動 | なぜ避けるべきか（わかりやすい理由） |
|---|---|
| 洗濯機にそのまま投入 | 強い水流と脱水の回転で、内部の形が崩れやすくなります |
| 高温の乾燥機を使う | 熱によって素材が硬くなったり、劣化が早まります |
| 長時間のつけっぱなし洗い | 成分が抜け出し、弾力性や耐久性が落ちる原因になります |
| 力いっぱい絞る・ねじる | 中の構造が壊れ、元の寝心地に戻らなくなることがあります |
乾燥で9割決まる：正しい干し方とNG例
なぜ乾燥が重要なの？
枕は見た目が乾いていても、内部に水分が残りやすい寝具です。乾燥が不十分だと、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。
- 生乾き臭が発生する
- 雑菌が繁殖しやすくなる
- 素材が劣化して寿命が縮む
つまり、洗うことよりも「どう乾かすか」が仕上がりを左右する最大のポイントです。
✅ 失敗しにくい乾かし方
- 日陰の風通しの良い場所で平干しする
- 枕の長手方向が均等に伸びるよう整える
- 扇風機やサーキュレーターを使うと乾燥ムラを防ぎやすい
- 途中で上下を裏返して、内側までしっかり乾かす
「自然乾燥＋風を当てる」が最も枕を傷めにくく、安心できる方法です。
✅ NG例｜やってはいけない乾かし方
✅ 直射日光で長時間干す
→ 変色や弾力低下の原因になります。
✅ 高温の乾燥機を使う
→ 素材が傷み、元の寝心地に戻らなくなる恐れがあります。
洗濯頻度の正解｜洗いすぎ vs 洗わなすぎ
公式目安：2〜3か月に1回の本体洗浄が推奨されています。状況に応じて頻度を上げてください（汗かき・ペット同床などは月1が目安）。
シーン別目安
- 普通の人：2〜3か月に1回
- 汗をかきやすい人／夏季：月1回〜隔月
- ペットと寝る／小さい子どもがいる家庭：月1回推奨
カバーはもっと頻繁に洗う（目安：2週間〜1か月）— カバーは汗・皮脂の第一受けなのでこまめに。
毎日使う枕だからこそ、清潔さは“あとまわし”にしたくないポイントです。「洗える枕」は、使い続けるほどありがたみを実感できるアイテム。定期的にケアすることで、快適な寝心地を長くキープできます。
洗える→清潔→長持ち→トータルコスパが良い。ですね^^
購入前に不安ゼロへ！よくある質問Q&A（洗い方の疑問を完全解消）
Q1. 本体は本当に洗っても大丈夫？壊れませんか？
結論から言うと、「羊のいらない枕」の本体は手洗いであれば洗浄が可能とされています。
ただし、洗濯機での丸洗いや強いもみ洗いは推奨されていません。
ポイントは以下の3つです。
- ぬるま湯（50℃以下）を使う
- 中性洗剤を少量だけ使用する
- 優しく押し洗いする
この条件を守れば、枕の機能性を大きく損なう心配は少なくなります。逆に、洗い方を間違えると素材の劣化や弾力低下につながるので注意が必要です。
Q2. 洗濯機に入れて洗うとどうなりますか？
洗濯機洗いは基本的にNGと考えたほうが安全です。
洗濯機を使うと、
- 強い水流による内部素材のズレ
- 高速脱水による型崩れ
- 表面生地のダメージ
などが起こりやすくなります。
特にジェル系・ポリマー系素材が使われている枕は、洗濯機の回転に弱いため、「手洗い＋優しく脱水」が長持ちさせる正解パターンです。
Q3. どんな洗剤を使えばいいですか？
おすすめは中性洗剤です。具体的には、衣類用の「おしゃれ着洗い用洗剤」などが適しています。
避けたいのは以下のタイプです。
- アルカリ性洗剤
- 漂白剤入り洗剤
- 粉末タイプの洗剤
これらは素材を傷めたり、ニオイ残りの原因になることがあります。「ほんの少量でOK」という点も意外と重要です。
Q4. 柔軟剤は使ってもいいですか？
柔軟剤は基本的に使わない方が無難です。
理由は、枕の表面素材に成分が残留しやすく、
- ベタつき
- 通気性の低下
- 肌トラブルの原因
になる可能性があるためです。
「ふんわり仕上げたい」という気持ちは分かりますが、枕に関しては柔軟剤は不要です。
Q5. 干すときは吊るしても大丈夫ですか？
基本は平干しがおすすめです。
吊り干しをすると、水分の重みで
- 形が縦に伸びる
- 中の素材が偏る
といったリスクが高まります。
平らな場所に置いて、時々上下を返しながら乾かすのが最も安全な方法です。
Q6. 生乾きのニオイが出てしまった時の対処法は？
もしニオイが出てしまった場合は、一度しっかり乾燥→軽く再洗浄が基本です。
対処の流れは以下の通りです。
- 完全に乾燥させる
- ぬるま湯＋中性洗剤で軽く押し洗い
- 風通しの良い場所でしっかり乾かす
ニオイを消そうとして熱湯や強い洗剤を使うのはNGです。逆に素材を傷めてしまいます。
Q7. 子ども用に使う枕でも同じ洗い方で大丈夫ですか？
基本的には同じ洗い方で問題ありません。
ただし、子どもの汗量は大人より多いケースもあるため、洗濯頻度は「やや多め」を意識すると安心です。
特に気をつけたいポイントは
- 洗剤残りをしっかり防ぐ
- 完全乾燥を徹底する
この2点です。
Q8. 冬でも本体は洗った方がいいですか？
はい、冬でも定期的な洗浄はおすすめです。
冬は汗をかいていないように感じますが、実際には就寝中にも皮脂や水分は分泌されています。
冬は「洗わなくていい季節」ではなく、「洗う頻度を少し減らす程度」と考えるのが現実的です。
Q9. 何回くらい洗うと枕は劣化しますか？
明確な回数の上限は公表されていませんが、正しい方法で洗えばすぐに劣化することはほとんどありません。
むしろ問題なのは「洗わずに放置すること」です。
- 汗
- 皮脂
- 湿気
これらが蓄積すると、ニオイや衛生面だけでなく、素材の劣化を早めてしまいます。
Q10. 洗うのが面倒な人でも続けられる方法はありますか？
あります。ポイントは「完璧を目指さないこと」です。
例えば
- 本体は3か月に1回
- カバーは2週間に1回
このくらいのペースでも十分に清潔さは保てます。
さらに
- 防水シーツを併用
- タオルをワンクッション挟む
といった工夫をするだけでも、洗濯の手間はグッと減ります。
まとめ
「羊のいらない枕」は本体までお手入れ可能ですが、お湯の温度・洗剤の種類・水の切り方・乾かし方を間違えると、素材の劣化につながります。だからこそ、やさしく丁寧に扱うことが長持ちのコツになります。
普段のケアはカバーを中心に洗い、本体は数か月に一度を目安に手洗いと陰干しを行うのがおすすめです。これだけでも清潔さと快適さはしっかり維持できます。
「洗える」という特徴は、単なる便利機能ではなく、快適な睡眠とコスパの良さを両立できる大きな強みになります。清潔さを重視したい人にとっては、選ぶ価値のある枕だといえるでしょう。
