友達のみの君が、
収入印紙の貼り忘れっていつバレるか知ってる?
なんて神妙な顔をして聞いてきました。どうやら個人事業主になってすぐの頃、収入印紙を貼らずに領収書を渡したことがあるそうなのです。
で、どこかでそんなことがバレたら大問題になると聞き、心配とのこと。ただ私も個人事業主ではあるのですが、ちょっとその質問の答えが分かりません。だけど、その答えを知っておくのも今後に役立つと思い、早速調査を開始しました。
ということで今回は、その結果などについてお伝えしますね。
収入印紙を貼り忘れるといつバレるの?
結論からお伝えしますね。収入印紙を貼り忘れた場合は、
・領収書の受取側が税務調査を受けた段階でバレる
が答え。その税務調査とは、
徴税機関が納税者の申告内容を帳簿などで確認し、誤りがあれば是正を求める一連の調査手続をいう。税務調査は主に国税庁及びその地方支分部局である国税局・国税事務所・税務署や税関により行われている。
引用元:Wikipedia
と、ウイキペディアにもあるように、税務署などの徴税機関が納税の申告になんらかの不備などがあると感じた場合に、その納税者に対して帳簿などの調査をおこなうこと。そして、その中には当然領収書も含まれます。
ですから、収入印紙を貼り忘れた領収書を受け取った側。そちらが、なんらかの原因で税務調査を受けた場合に、バレてしまうことになります。
そうか。だったら相手がまじめに申告しているなら税務調査を受けることはないから安心だね。
絶対とは言い切れないし、収入印紙を貼らないってこと自体が違反だから気をつけないとね。
収入印紙を貼らない行為は脱税だよ
え!大問題って脱税のことだったんだ!
うん。そうだよ。調べるとそういうことになるんだって。
ちょっとびっくりしたのですが、収入印紙を貼らないと脱税の罪に問われることが分かりまし。そもそも収入印紙とは、
国庫収入となる租税・手数料その他の収納金の徴収のために政府が発行する証票。租税や手数料の支払いの証明となる印刷物(紙片)であり、領収書や申請書などの対象書類や対象商品に貼付して用いる
引用元:Wikipedia
と、あるように国が国民から税金を集めるために発行する証書。その手段として、領収書などの課税文書に貼付。だから、当然収入印を貼らない行為は脱税ってことになってしまいます。
あと、貼られた収入印紙に割り印がないと納税したとは認めてもらえないので注意しましょう。
その割印ですが、
- 印鑑
- 自書(消えないもので)
などはOKですが、斜線や二重線を引くのはNGです。
以下のお借りしたTwitterのようにしっかり割り印をしましょう。
収入印紙の消印に主務者印を使用している局だった pic.twitter.com/vDvIrKlR54
— 都筑みかげ (@sangaki331) March 22, 2021
収入印紙を貼らなかった場合のペナルティは?
収入印紙の貼り忘れでのペナルティは、
・過怠税が課せらる
が答えです。そしてその金額は「納付額の3倍」。たとえば1,000円の収入印紙を貼り忘れると1,000×3で「3,000円」の過怠税が徴収されると言うことです。ただ、バレる前に自己申告すると10%に減額。先ほどの1,000円の場合だと1,100円の過怠税になります。
どちらにしても収入印紙の貼り忘れをしないのが肝心ですね。
ちなみに、領収書に貼る収入印紙の金額は、受領した金額で決まりがあります。たとえば、5万円以上~100万円以下なら200円。100万円以上~200万円以下は400円。などと違いますので気をつけましょう。※5万円以下は収入印紙を貼る必要はありません。
あと、200万円以上の場合は、こちらに↓明記しています。コンビニで貼り忘れがあると聞き調べた記事です。
さいごに
収入印紙の貼り忘れ。バレるとすると、 領収書の受取側が税務調査を受けた段階。と分かりました。そして、そのペナルティは本来貼るはずであった収入印紙額の3倍の過怠税が課せられます。
ちなみに友達のみの君。収入印紙を貼り忘れたと言っていた領収書。よく調べると、2万円を受領した時のもの。だから、そもそも収入印紙は不要だってことで安心していましたよ(^^;
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。